架空請求は突然やってきます。

突然やってくる架空請求……どうして送られてくるのでしょう? 悪質サイトに引っかかり巧みに自己申告させてくるパターンも多いのですが、悪質業者間で個人情報が流通しているという事情も実はあるのです。それでは、業者に捕まって自己申告したような覚えはないのに……どうして出回るのでしょう?

実は、覚えがなくとも自分で言ってしまっているということがあるのです。いえいえ、催眠術にかかって――などとは言いませんのでご安心を。覚えがなくとも教えてしまう……そこにはたとえば、「懸賞」というシステムが関わっているのです。豪華賞品が当たる懸賞に無料で応募できる仕組みはあちらこちらに見受けられるようになって来ましたが、その「懸賞」はちゃんとしたものなのでしょうか?

懸賞とは本来、大手企業が広告的な役割を持つキャンペーンとして開催しているものです。ネット上でも聞かないようなマイナーな会社が行ったからといって、赤字が出るリスクの方が大きいのは目に見えています。「ここで賭けに出なければもうおしまいだ!」という場合でもない限り、そんな手は使わないはずでしょう。この場合、ほとんどが個人情報取得のための手段として用いられいるのです。
懸賞なのですから、当たるはずがないと思いつつも「当たった場合」のことは少なからず誰もが考えるのではないでしょうか。そしてそれを考えるならば、ちゃんとした個人情報――メールアドレスから住所氏名年齢電話番号等――を記入してしまうことでしょう。無論のこと賞品など用意されているはずもなく、これは個人情報が流れていっているだけに過ぎません。公正取引委員会といったような組織も、このような懸賞まで監視の目が行き届いていないため、するすると抜け出てしまうのですね。

このようにして流れた個人情報はあちらこちらの業者に流れわたって行き、結果的に何の覚えもないようなところからメールや封書が来たりするわけです。
また、出会い系サイトのような空間でも個人情報はどんどん流れていきます。個人情報を得るためだけに活動うしているサクラというものもいますからね。いかにも会えそうなそぶりを見せつつ、出来うる限りの情報を引き出そうとしてくるのです。

「直アド教えてくれたら私からも教えますよー」
といったようなメールが来ればうっかり教えてしまうという人もいるのではないでしょうか? もし相手に疑いの目を持って接していなかった場合、ひょっとするとフリーメールではなく携帯のアドレスを教えてしまうというケースもよく見られるようです。「会う前に確認」と称して携帯電話の番号や氏名といったような情報を引き出してくることもあるとのこと。

このようにして流れ出てしまった情報は即刻悪質業者に売買され、「出会い系サイトから得られた情報」ということから、出会い系サイト関連の架空請求ががんがん送られてくるといった事態を引き起こすのです。

このように、様々なルートがあるために、こうしたことを防ぐためには「懸賞は大手サイトで」「たとえどんな場所であろうともネット上で個人情報のやり取りはしない」といった手段が手っ取り早いです。自分の身は自分で守りましょう。

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